メニューアイディア

ある居酒屋さんでは、グラスワインを積極的に販売していました。
グラスで注文できる種類が多いのと、カウンター上で
大きなワインクーラーに数本のワインを氷漬けして冷やして
置いてあるので清涼感も感じます。

ここでは、ワインをキンキンに冷やして提供しているので
ワイン通に言わせれば冷やし過ぎかもしれません。
しかし、夏の時期はお客の気持は、よく冷えたワインが欲しいことに気づき
あえてキンキンに冷やして提供しているのです。
「当店のワインは、今の時期よく冷えた状態で提供しています」

事実、どのテーブルもグラスワインが良く出ています。

ワインは居酒屋さんにとってはそんなに人気の酒ではないかもしれません。
ただ、この店ではビールの次によく出るのがワインなのです。
赤でも白でも、ワインのウンチクを語るのではなく、ただ冷えているという
分かりやすいコンセプトが受けているのだと思います。

奇をてらう新商品より、定番商品の訴求を変化させるほうが
お客様の受けは良いように感じます。

なぜ焼き鳥と言えばタレか塩の2種類なんでしょうか?
だし巻きはどうして1種類なんでしょうか?
おにぎりやお茶漬けのバリエーションってなんで数種類しかないんでしょうか?

どれも居酒屋では定番の売れ筋商品ですが、売れているものを伸ばしていくことが
マーケティングの原理原則なはずです。

でもほとんどの店が枠の中での商品開発にとらわれてしまいます。

例えば焼き鳥の塩味を例にとってみても、塩味の質にこだわるやり方もあるでしょう。
塩でも、安い精製塩から値段のはる岩塩や輸入塩、変り種では風味塩もあるでしょう。

だし巻きでも、シンプルな商品から餡かけ、中に具材を巻き込むなどでバリエーションは
増えるはずです。

ある居酒屋さんでは焼き魚に力をいれていて実際によく出る主力商品です。
その主力商品と味噌汁を組み合わせて、焼き魚が丸ごと1匹入った
ジャンボ味噌汁という商品も人気商品になっていたりします。

このように、定番の強化(バリエーション)と主力商品との融合というのは
どんなお店でもやりやすいメニュー作りだと思います。

真新しい商品を考えるのも大事ですが、このような視点でもメニューを
考えてみたらいかがでしょうか。