業態の改善

ある肉屋さんでの事例です。
商店街の中の昔ながらのお肉屋さん。
価格では安売りスーパーに押されていますが、多くのファン客を持つ肉屋さんです。
店頭で揚げるコロッケやカツも人気ですが、BBQセットという商品も人気です。
予算に応じて、鶏、豚、牛、ホルモンなどを選んでくれます。
そして、希望者には七輪や軍手、網の無料貸出もしてくれます。
七輪の貸出には利益がありませんが、その返却にまた来店して頂けるメリットが
あります。
単に、肉を売るだけではお客様には何の感動もないでしょう。
でも七輪を貸し出すことで、お客様から感謝される店になっています。
お肉を通して楽しみの場を提供しているので、焼肉屋さん以上の価値を提供できているでしょう。

飲食店においても、同じように場を意識した持ち帰り販売戦略ができるはずです。
ただ単に、持ち帰り販売をしているのではなく商品プラスアルファの価値を
付加できないか考えてみるとよいのではないでしょうか。

和食店で売上げを伸ばしていきたいなら、宅配に参入することが近道です。
ただし、値段が取れる品揃えと利用ニーズの絞込みが重要です。

例えば、私の実家では年に2回ほど、仕出しを取るのですが、毎回同じ店の同じような商品で飽き飽きしています。
先日は祖母の法事で16人分のお弁当、茶碗蒸しを頼んで約4万円、そのほかに近所のスーパーでお刺身の盛り合わせを別注文で頼んで5000円×3で15000円。
合計55000円程使ったのですが、1件の法事需要で相当の売上げが見込めます。

毎年、特定の店舗に頼む理由は、他に知らないから。他の店のチラシでもあれば、十分検討していたかもしれません。

高齢化社会ですから、法事需要が増すのは明らかです。
できるだけ、早い段階で法事需要に対応するお弁当や仕出しメニューを揃えて地道に商圏にチラシを配ることが売上げ増に貢献すると思います。

それと、法事なら年代も様々集まりますから和洋折衷、和漢洋みたいなプランが受けると思います。

法事以外に、お誕生日、母の日、敬老の日、懇親会、役員会議、など需要を絞り込んだプランで品揃えするほうがわかりやすくて良いと思います。